ss【究極の選択】

 みどりか、しろか……。

 今、私は究極の選択を迫られていた。タイムリミットは残り一分もないだろう。迷いで手先が震える。

 こういう選択は赤か青と相場が決まっているだろう!

 どっちだ。どっちを取ればいい。

 鮮やかな、みどりか。

純粋無垢の象徴、しろか。

どちらが正解なんだ。

 その時、部屋の扉が開いた。

「ねぇ、早く行こうよ!」

「……分かったよ、緑」

着飾った妻は小躍りするように部屋を出て行った。

 私はボールをくわえた愛犬の頭をなでる。

「また後で遊ぼうな、シロ」

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