ショートショート作品

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ss【ある料理店の秘密】

グルメリポーターをやっている友人から「食事に行かないか」と誘われた。 昔からうまいものが好きでついにそれを仕事にしてしまったような奴だから、さぞうまい店に連れて行ってくれるに違いない。 俺は胸を躍らせなが...
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ss【色の目の使い方】

(あの人……何かあるな) 僕は前を歩くサラリーマンを見てそう思った。 スーツはありふれたブラックのスーツだが、身につけたネクタイやバックがよくない"色"に見えた。 おそらく彼はこれから何らか...
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ss【おばあちゃんの庭鏡】

「おばあちゃん」 私は縁側に座っているおばあちゃんに声をかけた。 おばあちゃんはいつもこの縁側の座布団にちょこんと座っている。 そして、縁側に置いてある大きな鏡を通して、庭を見ている...
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ss【眠りの壺】

ネームが煮詰まった俺は、知り合いの漫画家を訪ねることにした。 調子が出ない時は同じ苦しみを味わっているはずの友人と酒でも飲むのが一番良い。 友人宅に着き、呼び鈴を鳴らしたが返事がない。 ドア...
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ss【心泥棒に出会う方法】

俺が瞑想にハマったのは、某掲示板のある書き込みがきっかけだった。 「時間があるニートは瞑想やれよ。人生が変わり始めるからマジで」 そんな書き込みだったと思うが、その頃の俺は無職で部屋に引きこもり、...
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ss【感情ミキサー】

私がそれを見つけた場所はおかしな雑貨屋だった。 三十を目前とした女の趣味が雑貨屋めぐりというのは少し寂しいだろうか? まぁいい。 おかしな雑貨屋のおかしな風貌の店主は私にそれの説明をした。 ...
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ss【メモリースプレー】

「おまえでいいか」 と高橋が俺に小さな金属の玉を渡した。 高橋は高校に入ってすぐにできた友達である。 最初はお互い別々のグループに属していたのだが性格や音楽の趣味が合う事が分かって、俺たちは...
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ss【おばあちゃんの手品エプロン】

私のおばあちゃんのエプロンは手品エプロンだ。 料理をしている時以外でもいつもエプロンをしていたおばあちゃんに私が 「おばあちゃん、手品してー」 と言うとおばあちゃんはにっこり笑って「じゃあ目...
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ss【内定温泉】

なかなか内定を獲得できない俺の元に、同じく就活で苦戦している友人から「温泉に行かないか」と誘いが来た。 友人曰く「入ると内定が出る温泉」というものがあるらしい。 「アホか。そんな温泉があるかよ」 ...
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ss【炬燵の底】

それはある冬休みの出来事でした。 僕は東京から車で3時間の場所にあるおじいちゃんとおばあちゃんの家にやってきていました。 僕は田舎で過ごす冬休みが好きで、いつも楽しみにしていました。 その日...
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