免許制のお話

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 人に物語を語る時に免許がいるようになったのはいつ頃からなのだろう。

 昔は自分で作った話でも、自由に話して聞かせてよかったらしい。

 しかし現代においては、人にお話を話して聞かせる場合、免許がいる。

 それが例え、誰もが知るような昔話であっても、だ。

 資格を持った者だけが、物語を語ることを許される。

 物語の持つ有害性への考慮、とのことらしいが、そんなに神経質にならなくでも、と思わないでもない。

 僕は今、最高難易度と名高いお話の免許試験を受けている。

 この物語を話すには数々の技術が必要になる。

 退屈にならないように話す技術、相手の興味を引く技術など。

 僕はなんとか試験に合格した。

 やった、これで思う存分、自分語りができるぞ。

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