切り株の活用

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「人食いの木」というものがあった。樹液で人を呼び寄せ、食べてしまうという恐ろしい木だった。

 人々は協力し合ってその木を切った。

 人食いの木を切った後、その切り株にある特徴があることが分かった。

 そして人々は切り株を有効活用しようと考えた。

 切り株からは、未だ微量に人を呼び寄せる効果のある樹液が滲み出ていた。

 切り株は遊園地やプールなどに設置された。

 すると、迷子の子供が自然と集まるようになったのである。

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