美味しさを測る機械が発明された。
MRIのようなゲートである。
このMRIに通すと、その物の美味しさ成分が分析できるのだ。
人によって美味しいと感じるものとそうでないものがあるが、そのあいまいな「美味しさ」の成分がわかるのである。
MRIに通すと、美味しさの数値が出る。
高い肉を通すと「75点デス」などと音声で知らせてくれる。
ちなみに100点はでない。万人共通の美味しいものなどないからだ。
MRIの調整をしている時、誰かが私の背中にぶつかって、私はMRIの中を通ってしまった。
「100点デス」
コメント