ガイドの人に案内されて、私はある山の山小屋までやってきた。
かなり標高が高い。
そこで私は寝袋の中にもぐった。
翌朝、目が覚めると素敵な髪型になっていた。
まさか、本当にこんなことが起こるなんて、と驚いていると、ガイドさんが言った。
「天国に行った、最上の美容師が切ってくれているんですよ」
私は自分の髪型を鏡で見ながら言った。
「本当に素敵。これ以上の美容師さんはいないですね」
「そんなこともないようですよ」
「え?」
ガイドさんは指で山小屋の床を指して言った。
「最上がいれば、その逆もいるということです。その美容師はうまくなるために悪魔に魂を売って、地獄に落ちたそうです」
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