「素晴らしいものを発明したぞ」
「なんですか」
「場沸かし機というものだ」
「湯沸かし器?」
「場沸かし機だ。会話では間違えないだろう」
「失礼しました。で、それはどんなものなんですか?」
「場の空気をだな、一気に沸かすことができるんだよ!」
「え!? そんなことが可能なんですか!?」
「あぁ!! できるんだよ!!」
「それはすごい!!! もしかして博士、今もその機械を作動させていますか!!?」
「あぁ!!!」
「やっぱり!!!!」
「すごい効果だろう!!?」
「えぇ! でも……どんな時に使うんですか?」
「どんな時にと言ってもだな」
「使い道がなければ使えませんね」
「うむ……。保温機能もつけねばならんな。こうも簡単に冷められては困る」
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