写真を撮るだけで体の悪いところを発見できるカメラが発明された。
そのカメラで写真を撮ると、悪い部分が赤く映し出される。
カメラは広く普及し、医師の負担が大幅に軽減された。
ある日、ある医者がこのカメラで患者を撮影すると、胸の辺りが赤く映った。
患者は精密検査をすることになった。
その結果を待つ間、医者は他の患者をカメラで映した。
また胸に赤い表示。
類似の事例が世界中で見られ、さらには「胸が痛い」と医療機関を受診する患者の数が爆発的に増えた。
新種の病気か、宇宙人の未知の攻撃か、と大騒ぎになった。
数日後、カメラのメーカーが謝罪会見をした。
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